不安障害とは

 

不安障害とは

 パニック障害/社交不安障害(SAD)/強迫性障害/全般性不安障害(GAD)

 

毎日の生活の中で,不安になることは誰にでもあります。入学や就職,転職などで新しい環境に入っていくとき,初めての場所に行くときなどには、そこがどんな場所なのか,安全なところなのか,気になります。

 

不安を感じると,体もこころも緊張します。できれば不安を感じないで自由に生活したいと思います。

でも,不安を感じないということが果たしていいことなのでしょうか。決してそんなことはありません。

なにも不安を感じない状態というのはとても危険です。
 

私たちは,不安を感じるからこそ準備をし危険に備えることが出来ます。緊張するから集中することができます。不安は自分を守るために必要なこころのアラーム(警報機)なのです。

 

人間が生きていく上で,ほどほどの不安を感じることはとても大切です。その不安が行きすぎてしまうと,毎日の生活に支障をきたすようになります。一日中アラームが鳴っていたり,とんでもないときにアラームが鳴ったりします。

 

「急に体調が悪くなるといけないから電車に乗らない」
「人にどう思われているか,なんと言われるかわからないから職場に行くのが辛い」
「家を留守にするのが不安で,外に出られない」
「事故が心配で,電車や飛行機に乗るのが怖い」

 

このように行き過ぎた不安を感じるようになった状態を「不安障害」と呼びます。認知療法・認知行動療法では,不安は「危険」という認知と関係していると考えます。それも,頭の中で作られた「危険」です。
その意味で,不安障害の患者さんが感じている「恐怖」や「不安」の対象は、現実に存在すのではなく,頭の中に存在していると言えます。「不安障害」に特徴的な認知を、次に挙げてみます。

 

 1)パニック障害
   ……「大変だ!」
 2)高所恐怖症、閉所恐怖症などの特定の恐怖症
   ……「危ない!」
 3)社交不安障害(SAD)
   ……「恥をかく!」
 4)強迫性障害
   ……「なにか足りない!」
 5)PTSD(外傷後ストレス障害)
   ……「きっと、また起こる!」
 6)全般性不安障害(GAD)
   ……「もしかすると……」

 

 

▶「こころのスキルアップトレーニング:不安障害とは?」『大野裕のCBT活用サイト』より   

    大阪あべのカウンセリングルームが一部編集しています。

 


 

大阪あべのカウンセリングルームでは,主として 認知療法・認知行動療法(CBT)に基づく

カウンセリングに よってうつや不安の再発予防、短期間での問題解決と感情の

セルフコントロールを目指します。
 
認知行動療法は、うつや不安など心の問題に対する効果(エビデンス)が
実証的に示されている数少ない心理療法の一つです。

 


 気分障害:

うつ病,双極性障害

 

不安障害:

パニック障害,広場恐怖,社交不安障害(SAD),心的外傷後ストレス障害(PTSD),

急性ストレス障害,全般性不安障害(GAD)

 

その他:

身体症状症,摂食障害,適応障害,自律神経失調症,ストレス,睡眠障害,PTSD(心的外傷後ストレス障害) 

聴覚情報処理霜害(APD),自閉スペクトラム症(ASD),注意欠如・多動性障害(ADHD)

 

心理療法:

認知療法・認知行動療法(CBT),ロゴセラピー(実存分析,意味中心療法),

グリーフケア,スピリチュアルケア,キリスト教カウンセリング(Christian Counseling)

 

対人援助職者への援助・教育(医療,介護福祉,葬儀,教育,自治体):

グリーフケア/スピリチュアル研修,認知行動療法,スーパービジョン,教育分析(自己理解・自己覚知),

ストレスマネジメント,セルフケア,アンガーマネジメント

 

相談内容:

家族関係,夫婦関係,親子関係,子育て,虐待,ひきこもり,不登校,不眠,摂食障害,希死念慮,自殺企図,
死別,グリーフカウンセリング,グリーフワーク,悲嘆,人生観,死生観,自己理解,ストレス,

休職・復職,転職,就労,進路,キャリア,障害者雇用,社会復帰,メンタルヘルス,その他

 

・カウンセリング実施の対象地域:全国   

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